明石入道~源氏物語

源氏物語の第13帖・明石では、須磨の光源氏が、舟で迎えに来た明石

源氏物語の第13帖・明石では、須磨の光源氏が、舟で迎えに来た明石入道と共に、明石の入道邸へ迎え入れるのですが、それが善楽寺と言われており、その隣の無量光寺が光源氏の「浜の館」と言われています。

蔦の細道(源氏物語の里、明石)

 明石川左岸の寺町のような一角には寺が集まっており、善楽寺と無量光寺は隣り合っていました。

 小笠原忠政が元和5年(1619年)に、今の明石城に移転する前は、明石川の右岸、林崎港にあった船上城が明石藩のお城でした。船上城は、キリシタン大名の高山右近が築いた城で、当時は堺へ行き来する貿易船が、キリシタン大名・高山右近の領地であった明石にも寄港したようで、当時の林崎港は貿易船が立ち寄る国際港の様相を呈していたようです。

かくれキリシタンの十字架が見つかった宝蔵寺

 キリシタン大名の高山右近が明石の領主になった時に、僧侶達は危機感を覚えて明石を逃げ出したそうで、空き家となった宝蔵寺は、教会として使われたようで、宝蔵寺には外国人宣教師が数人常駐していたようです。

岩屋神社(明石浦港)

  明石浦港にある岩屋神社は、一足早く初詣、発戎の装いとなっていました。

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