大倉山図書館

 久し振りに大倉山にある神戸中央図書館へ行きました。前回が高専の2年の時で、阪神淡路大震災で倒壊した旧・本館時代になります。今は本館1号館と本館2道がそれぞれ4階建になって、位置もちょっと変わっているような気がします。旧本館が何処だか?大倉山公園の南東だった記憶はあるので、この敷地内か、あるいは隣接する場所だったのかもしれません。

 以前は閉架式で、「カード目録」が配列されたカードボックスで探して、閲覧を紙に書いて申し出て、それをカウンターの受付で渡して待っていると、係の人が書庫から探して持ってきてくれた覚えがあります。高専の図書館も入学当初は閉架式でしたので、小学校や中学校と違って、ちゃんとした図書館ってそんなものかと思っていました。2年の地理の夏休みの課題で居留地をテーマにを選んだので、大倉山まで本を探しに来た記憶が残っています。その後、高専の図書館も改装されて開架式になって、図書館で勉強できるような環境になりました。大学は新設4年目だったので、図書館は開架式、院生になると書庫にも入れて、独特の本の匂いが今でも記憶に残っています。

 本館1階を入ると、吹き抜けのロビーがあって、入り口のゲート脇・左側は児童・幼児書のスペースになっていました。

 本館1階は一般書のようで、雑誌、文庫をはじめ全フロアが開架式の書棚でした。

 本館2階は地元関連の図書、震災関連の資料が並んでいました。

 2階には新聞のコーナがあり、この反対側にはマイクロフィルムに収められたロッカーのような入れ物が並んで、壁に並んでいる装置で閲覧するシステムのようです。

 郷土資料の中に、瀧川辨三の本がありました。神戸は以前、マッチ産業が盛んだったことは知っていましたが、その立役者だそうです。副タイトルの「神戸と燐寸と教育と」と書いていたので、もしやと思ってパラパラめくると滝川中学校・高等学校の設立者でした。

 1・17震災関連の展示

 2号館3階は震災資料室になっていました。

 震災の第一報を知らせる新聞、この新聞を見たのは初めてです。縮小版等で資料としては見たことがありましたが、現物の新聞は初めてです。

 2号館3階は閲覧室があってネット予約となります。こちらの閲覧室はパソコン使用が出来るデスクが用意されていました。

 1号館3階は専門書、閲覧のデスクもしっかりしていました。

 文芸評論書のコーナには、夏目漱石関連の本が並んでいました。

 豆本のコレクションです。右端の本は、普通のA5版の本で、文庫本よりかなり小さな本でした。

 本館1階には大活字本コーナー、かなりたくさんあります。大きなサイズの本で、字も大きいです。見やすいと思ったのですが、今はタブレットでフォントを大きくして読むことがあるので、わざわざ大きな本を借りることもないかなあ~と思いましたが、一定の需要があるようで、多様多種の本が大活字本になっていました。

 久し振りの大倉山図書館、以前は閉架式で、カードボックスと受付カウンターの記憶しかなかったのですが、オープンな図書館になっていました。

itsumi
blog(つれづれに)