roots (ルーツ)

 手元にある、もっとも古い写真、現在のようにデジカメやスマートフォンで気軽に撮影が出来る時代ではなくて、一般家庭に写真機(キャメラ)がなかった時代で、写真館で写真を撮っていた時代のものです。

少年時の母方の祖父(曾祖母と共に)

その当時は、撮影したフィルムと同サイズに焼き付け(プリント)する「密着焼付け」が多かったようで、古い写真のサイズは、かなり小さいです。上の写真のサイズは6cm×9cm、一般にブローニー版といわれる中判カメラの6×9cm判の フォーマットのフィルムで撮影したものを、密着焼きのプリントをしたもの、それを台紙に貼って写真館が渡したものではないかと思います。大正時代か、あるいは明治末期に撮影されたものと思われます。
 母方の曾祖母は太平洋戦争中に亡くなっています。母方の祖父は、仕事の関係で中国・奉天(今の瀋陽)で家族とともに終戦を迎え、日本に引き揚げて戦後は岡山、そして神戸へ・・・

 元の写真としては、もっと古い明治末期か、あるいは明治中期に撮影されたものを複写した写真です。

父方の高祖父

父方の曾祖父が慶応4年(明治元年)に生まれているので、高祖父は江戸時代の天保年間前後の生まれになると思います。美作の津山藩の出身で、この写真を撮影した頃は、岡山の津山だったのか、それとも神戸だったのかは、わかりません。

父方の曾祖父

 父方の曾祖父は慶応4年(明治元年)に生まれて、太平洋戦争中に亡くなっています。この写真は昭和の初期に撮影されたもののようです。