信仰告白

 私は、単立のプロテスタント教会で洗礼を受けたのですが、その教会では、教会としての信仰告白は使徒信条でした。それ以前に通っていた教会でも、その教団・教派の独自の信仰告白はなかったので、そういうものだと思っていました。まあ、デフォルトでした。

 神戸に越して通った教会では、教団・教派が採択した信仰告白を持っており、教理問答と併せて様々な信仰の局面が詳細に「記述されて」います。それらを最初は興味深く読んでいたのですが、1年、2年と経ち、教会籍のことを具体的な問題として考えるようになってきたときに、信仰告白の問題にぶち当たりました。私にとっての信仰とは?、そして教会の信仰との関係は?です。(教会籍がそのままなので、形式上はお客様です。)

 今まで信仰告白=使徒信条がデフォルトだったのですが、私にとって使徒信条が必要十分な信仰告白だと考えたのです。

 私にとって信仰告白は根っこだと思っています。私自身の根っこと教会の根っことが異なるということを考えはじめて、いつしかズルズルと教会から離れてしまいました。もう1年です。

 信仰告白っていったいなんなんでしょうか??

 今、教会のことを思い出す時に、使徒信条を口にする場面が思い出されます。声を合わせて「・・・・・・主は聖霊によりて宿り、乙女マリヤより生まれ・・・」と信仰告白する場面です。残念ながら聖餐式ではないんです。

 Nov27,1997

itsumi
信仰