O Come, O Come, Emmanuel

11月最後の日、七十二候では「朔風払葉」(きたかぜ このはを はらう)・・・ 暦の上では北風が木の葉を払い除ける頃ですが、この2,3日は小春日和で、朝晩こそは冷え込みますが、昼間はポカポカで上着も要らいぐらいです。
垂水の高丸から、急な坂の上から望む垂水の街越しの大阪湾が黄金色に輝いて綺麗でした。

高丸という地名の如く、垂水の街は海岸線には漁港がありますが、数百メートルぐらいで坂が続く住宅地の高丸があり、結構急な坂や階段があります。

アップダウンが多いので、散歩の経路を選べば、低い山登りをするぐらいの運動量になります。

高丸の高台から東を眺めると、福田川沿いの低地を挟んで、その向こうには滝の茶屋・ジェームス山の高台があり、更に塩屋谷川沿いの塩屋の町を挟んで鉢伏山と旗振り山という国境の山(五畿内・摂津国と西国・播磨国との国境)を望むことが出来ます。

高丸の閑静な住宅地を歩いていると、道造の庭の小さな花が、小春日和の陽光が受けて輝いていました。

JR神戸線の垂水駅前にある居酒屋「ごん太」は昼飲みが出来る午後0時オープンで結構賑わっています。元々は垂水の鮨屋・増田屋の駅前店でしたが、三宮の高架下にある「ごん太」が数年前から垂水支店として、ほとんど居抜きのようにしてオープンしています。
そして店頭にサンタクロース・・・この時期、数年前からブラックフライデーのセール期間ですが、クリスマスツリーも見掛けて、クリスマスセールも始まっています。

今日はAdvent、11月30日が「聖アンデレの日」で、この日に最も近い日曜日から12月24日のクリスマス・イヴまでの約4週間が待降節・アドベントとなり、この季節になると、手元のクリスマスソングのCDを聴くことが多いです。特にアカペラの3枚のCDはお気に入りで、もう三十数年の間、毎年のようにこの時期には聴いています。
O Come, O Come, Emmanuel・・・日本語では「久しく待ちにし 主よとく来たりて」という歌詞で有名なクリスマスソングで,お気に入りの曲です。
元々は9世紀のラテン語の聖歌だったそうで、調べると元の歌詞は、
Veni, veni Emmanuel!
Captivum solve Israel!
十字軍が11世紀から13世紀なので、当時のイスラエルはイスラム圏です。
19世紀になって讃美歌の作詞者ジョン・M・ニールの英訳は、
Draw nigh, draw nigh, Emmanuel,
And ransom captive Israel
その後20世紀になって、今の歌詞になったようです。
O come, O come, Emmanuel,
And ransom captive Israel
日本語では、
久しく待ちにし 主よ とく来たりて
み民のなわめを 解き放ちたまえ
主よ 主よ み民を 救わせたまえや
「囚われのイスラエルの民」が「み民」となって、イスラエルという言葉が日本語には顕われていないです。
お気に入りのクリスマスソングをYouTubeのPlayList(再生リスト)にしています。
Christmas Carol
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_IjpOjy_ZAoDK8hDqVCuHhg0JV-cShM0
その中に、The Petersensの”O Come, O Come, Emmanuel”と、松浦ゆりの「久しく待ちにし」も入っています。
”O Come, O Come, Emmanuel”、The Petersens
https://www.youtube.com/watch?v=aKEUlJRQVbA
「久しく待ちにし」、松浦ゆり
https://www.youtube.com/watch?v=cjWGlgcmk_I