ふたたび 第九

今年2回目の第九のコンサートへ行ってきました。

 昨年に続き「市民の第九」です。一か月前にも第九のコンサートを堪能したのですが、第九のような曲は、どうも自宅の小さなスピーカーでは堪能できないので、今年は神戸で演奏される第九を2つ見つけて、2つともチケットを買っていました。

 今回は全席自由席なので、開場時刻の10分ほど前に神戸文化ホールに到着したのですが、既に待ち行列の最後尾はホールのロビー内では収まらず、文化ホールの外でしたが、開場時刻が10分ほど早く繰り上がって、すぐにロビー内に入ることが出来ました。昨日ほどではありませんが、今日も冷え込んでいるので、外での行列に並ぶことを覚悟して手袋を用意していたのは、使わずに済みました。

 まだ前の席は空いていましたが、大編成で合唱付きなので、中央付近の1階後方の席から俯瞰するような座席にしました。

 開演時刻が迫ると合唱団も入ってきました。この写真を撮って、スマホのマナーモードを確認してから仕舞いました。

 ソリストの4人が、第2楽章と第3楽章の合間に入場する形式で、今回のコンサートでは、もちろん最後の第4楽章が素晴らしかったですが、緩やかな第3楽章の演奏が、とても心地よく、この第3楽章の穏やかさがあるので、第4楽章の圧巻のパワーが更に際立って輝くのかなあ~と感じました。

 第4楽章で、チェロとコントラバスが担っていたものって?と第3楽章の穏やかさと共に、チェロとコントラバスが第4楽章の後半の合唱へ誘う重要な演奏なんだなあ~と、これまで漠然と聴いていただけだったので、今回、鮮やかに迫ってきたように思います。

 何となく師走に第九を聴くのはミーハーのように思っていましたが、1年の締めくくり・来る新しい年への希望というような、慌ただしさの中で、何となく節目となるような、そんな思いを感じさせてくれる1時間あまりの演奏でした。

 大ホールの外の明るい世界へ出ると、なんとなく「年末」を感じ、現実世界へ戻ったような感じに包まれました。

 足早にJR神戸線・神戸駅に向かいました。東海道本線の終点で、山陽本線の始点の駅なので、往時は「神戸行き」や「神戸始発」の列車が多かったですが、今では通過駅の一つでしかなく、神戸の主要駅は三ノ宮駅となって神戸駅の乗降客数は三ノ宮駅の半分手度で、神戸市内のJRの駅では2位となっています。

 でもJR神戸線の神戸市内の駅で、ホームが3つあるのは、多分、この神戸駅だけです。市名の「神戸駅」の西隣が県名の「兵庫駅」というのも、ちょっと面白いです。横浜では、市名の「横浜駅」の東隣りが、「東神奈川駅」となって、残念ながら「神奈川駅」ではないです。今の桜木町駅にあった初代横浜駅が移転するまでは「神奈川駅」があったのですが、1928年(昭和3年)に横浜駅の移転の伴って廃止となっています。

itsumi
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