明石天文科学館

 東経135度の日本標準時・子午線上に建てられた明石天文科学館、久し振りに訪れました。

明石天文科学館 202403 4分30秒 [YouTube動画]
https://www.youtube.com/watch?v=b4XzI1Ljy_0

 人丸山という標高が24.6mの山の頂上には、歌人の柿本人麻呂を祀る柿本神社があり、山腹に明石天文科学館があります。真正面には大蔵海岸が広がり、その前には明石海峡、そして海峡の向こう側には淡路の島影を望むことが出来るロケーションです。

 3階が展示室となっており「天文ギャラリー」には、宇宙・天文に関する展示が並んでいます。

 日本標準時・子午線が明石のアピールポイントなので「時のギャラリー」には、各種の時計が陳列展示されているのが、明石天文科学館の特徴です。

 日本標準時を刻むSEIKOの時計

 太陽系の惑星の展示、冥王星はなくなっていました。

 神戸隕石、1999年に神戸市北区の民家に落下したものだそうです。国際隕石学会に「神戸隕石」として正式に承認されたそうで、日本初の“炭素質球粒隕石”となるそうです。

 プラネタリウム、現在稼働してプラネタリウムとしては、もっとも古いもので1960年から60年以上稼働しているようです。プラネタリウムは、池袋で働いていた頃に、サンシャイン60のプラネタリウムを観たことがありますが、途中で眠ってしまって、あまり記憶がないです。また中之島の大阪市立科学館のプラネタリウムも観たことがあり、松島・仙台を旅行した時に、青葉城の帰りに、当時は広瀬川沿いの西公園にあった仙台市天文台に立ち寄ってプラネタリウムを観た記憶もあります。

 満天の星空は、普段の生活では観ることが出来ず、最近はオリオン座や冬の大三角も見ることが出来ず、明けの明星など、惑星やシリウス、ペテルギウスはかすかに見えるぐらいです。プラネタリウムでは星座の話と北極星の話のプログラムでした。

 13階と14階が展望台になって、明石海峡、架け橋、淡路が一望できます。

 子午線上に立っているというライン、馬の絵が描いている意味がわからなかったのですが、「子午線」という言葉は、「子の方角(北)」から「午(うま)の方角(南)」に伸びる線のことで、南は午(うま)ということでした。

 以前、明石アマチュア無線クラブに入っていて、確か、常設のアマチュア無線局JA3YASが、この辺りに無線機を置いて、何度か運用した記憶があります。阪神淡路大震災で移設されたようです。

 当時の明石アマチュア無線クラブの25周年の「あゆみ」、表紙は明石天文科学館です。私が投稿したものも掲載されています。

 天文科学館の北、柿本神社の西隣に月照寺という寺があり、その境内に子午線大梵鐘がありました。

 明石天文科学館の最寄り駅は、山陽電車の人丸前駅で、子午線が通る駅です。

itsumi
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