港町

垂水…古くは播磨国明石郡垂水郷と言われた地域で、五畿内の端・須磨と鉢伏山を隔てた西国の入り口で、漁村が点在するような長閑な地域だったようです。東から塩屋谷川河口に塩屋、福田川(旧垂水川)と天神川に挟まれた垂水、そして山田川河口に山田(現 西舞子)も3つの漁村があったようで、今でも健在です。今朝の散歩では垂水漁港へ行きました。スマートウォッチで、垂水漁港に辿り着いた時にちょうど徒歩1kmでした。ただ、山田川の東にあった烏崎の岬には烏崎城があって(現 舞子ヴィラ)、嘉吉の乱では山田村周辺は戦場になったそうです。

港の中にはタコつぼや浮きが無造作に置かれています。

子どもの頃の記憶では、砂浜に線路があって、漁船を引き上げ船台に乗せて砂浜で点検や掃除をしていたような記憶がありますが、今はコンクリート製の斜面になっています。

垂水には漁港の傍らに大きな鳥居があって、海神社があり、「海神丸」と言う船が多いように感じます。

獲れた海産物を陸揚げする場所です。さすがに早朝は閑散として誰もいません。

このコンクリートの蓋が並んでいる部分の下に天神川の暗渠があります。

国道2号線には、大正時代の橋の欄干が残っており、それを超えて線路の高架橋の下、今は歩道になっていますが、この下が天神川の暗渠です。

天神川の西には、急な斜面があり、旧 垂水新田の丘陵(現 五色山)となって、車道のショートカットする獣道のような歩道が斜面を縫うようにあります。通勤通学買い物には、迂回する車道より、かなり近道になります。

五色山の新しい住宅街で埋め尽くされた中に、「垂水五色山西洋館」が、神戸歴史遺産として公開され、中にはコーヒ店が入っています。まだ入ったことはないです。

雨模様で朝から雨が降る予報だったので、37分の散歩で2.92kmで、徒歩3746歩、運動消費カロリーが182kcalで、軽い散策でした。