念仏

 落語にこのような話があります。あるお婆さんが、いつもいつもお念仏(お題目だったかもしれません。)を唱えていました。死後、閻魔様の前での取り調べで、毎日毎日唱えていた念仏が捨てられ、死の直前の心からの念仏だけが残ったそうです。落語に使われるような話でとやかく云うつもりはありませんが、この噺の背景となる当時の宗教観を垣間見るような気がします。(信心に関して)
 Aug12,1996

itsumi
アラカルト