夜布団に入って・・・

一茶の句が浮かびました。

長き夜や 心の鬼が 身を責める
 小林一茶  七番日記(一茶 51歳)

 夜布団に入って、眠るまでの「ひととき」を、その日の嫌なことを思ったり、心の中で復讐したり(?)と、自分を裁き、そして人を裁くことに費やすことが多いです。そういう時に限って、なかなか寝つけないです。

 神のことを思ったり、明日の楽しい予定を思い描いたり、その日の喜ばしいことを反芻したり、そんな日は、(残念ながら?)すぐ寝入ってしまいます。

 一茶が51歳の晩秋の頃に詠んだ「心の鬼」と、今の私を重ね合わせることは、かなり乱暴なことですが、でも「洗礼を受けたクリスチャン」でありながら、そしてイエスの愛を知っていながら、「愛すること」より「裁くこと」の方が、はるかに多い自分の姿を、この句を通して実感します。

 隣人を愛するどころか、自分自身を愛することさえ出来ない、そして自分を、さらに他人を裁くのが上手になってしまったようにさえ思えてしまいます。

 「夜布団に入って心に浮かぶこと」って、裸の自分の心かも知れませんね。残念ながら最近の私は、夜布団に入ってパウロのことを考えたりすることはないです。(もちろんペテロのこともトマスのこともですが・・・)

 残念ながら心の鬼に支配されています。

 May24,1998

itsumi
愛・隣人