秋景色・相楽園

 県庁の山側(北側)にある相楽園という庭園へ、秋の景色を愛でに行きました。

 相楽園は、幕末の混乱期に、三田藩の財政立て直しのために、三田藩の小寺泰次郎が神戸で実業家として成功して私邸だったものが元になっています。日本庭園は明治末期に完成したようで、昭和になって神戸市の所有となって一般公開されています。東京には江戸時代の大名庭園や大名屋敷跡が幾つか残っていますが、明治維新後に寒村が港町と発展した神戸の市街地では、大規模な日本庭園は、この相楽園ぐらいです。

 元町行きの電車は、大型観光キャンペーンの「デスティネーションキャンペーン」で滋賀の宣伝PR電車でした。

 建て替えが予定されている兵庫県庁舎の1号館から3号館、再整備計画があり、あと10年もすると見慣れた県庁の風景が大きく変わるようです。三ノ宮では神戸市役所は、元本館だった2号館が取り壊されて、現在建設中です。

 県庁の北側に、神戸市街地の東西に走る山手幹線を渡ると相楽園の正門です。

 すぐに鹿児島から取り寄せた蘇鉄園があり、一面蘇鉄です。

 北野の異人館街から移設保存されている旧ハッサム邸(重要文化財)です。普段は入れないのですが、10月11月は内部の公開もされていました。

 洋館という感じのノスタルジーを感じさせる空間が広がっていました。

 そして日本庭園、池泉回遊式の庭園です。

 紅葉の見頃は、もう少し先かもしれませんが、秋の陽射しが射し込むと、陽光を透かして黄葉・紅葉が輝いていました。

 少し曇りがちの空でしたが、秋の陽が射し込むと、一斉に黄葉・紅葉が輝きを放つ光景は見事でした。

 南には県庁舎や元町の市街地のビル群が見えます。

 池の周りを散策すると、さまざまな工夫がなされて、いろいろな秋景色を愛でることが出来ました。

 今年は6月末に梅雨明け、そして2ヶ月以上の猛暑と、その後の残暑が10月中旬まで続きましたが、その後は秋が急に忍び込んで、11月半ばになると、すっかり秋らしくなったように感じます。

 撮影した動画と写真を音楽との構成にしてYouTubeにupしました。

秋景色 相楽園・神戸
https://youtu.be/LbXwpa8nqzA

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