I am somebody

米公民権運動の黒人指導者のジェシー・ジャクソン師が17日に逝去したという訃報に今朝、接しました。
米公民権運動の指導者と言えば、非暴力のキング牧師が象徴的な存在で、キング牧師とは対照的な急進派のマルコムX、そしてモンゴメリー・バス・ボイコットで公民権運動の母と呼ばれたローザ・パークスが有名で、米公民権運動の歴史には必須の人物ですが、その後の公民権運動に大きな役割を果たしたジェシー・ジャクソンも米公民権運動の主要な指導者の一人だと思います。
ジャクソンは、選挙に向けて黒人を動員することで、黒人の政治参加を高め、それを通じて黒人の影響力拡大をはかるという政治的な側面での公民権運動で活躍してアフリカ系アメリカ人として初めて大統領候補に指名されていますし、2008年大統領選のオバマ氏勝利につながる黒人の政界進出への道筋を拓いたとも言われています。
ジャクソン師の訃報に接して、頭に浮かんだのがクイーン・オブ・ソウルの異名を持つゴスペルシンガーのアレサ・フランクリンのCD “ONE LORD ONE FAITH ONE BAPTISM”というゴスペルライブのCDです。

3曲目と7曲目にジャクソン師の言葉が収録されて、特に7曲目のメッセージは力強いです。

“We even thank God for evil. That helped us to appreciate just how good was.“(私たちは悪に対してさえ神に感謝します。それによって、善がどれほど素晴らしいものかを理解できたからです。)
”we’re greatful in the earliest of our exodus. Even to right now, we’re greatful. We learned our lessons in the wilderness. We’re greatful we can look back on slavery and we can close our eyes and wonder how we got over.”(私たちは出エジプトの最初の頃から感謝してきました。今この瞬間まで、私たちは感謝しています。荒野で私たちは多くの教訓を学びました。奴隷状態を振り返ることができ、目を閉じて“どうやって乗り越えてきたのだろう”と不思議に思えることにも感謝しています)
ジャクソン師の残した言葉として有名なのは、”I am somebody” というフレーズです。
”I may be young. But I am somebody. I may be on welfare. But I am somebody.“ (私は若いかもしれない。だが、私は価値ある存在だ。私は生活保護を受けているかもしれない。だが、私は価値ある存在だ。)

CDケースに折りたたまれていたライナーノーツを、おそらく30年ぶりぐらいに広げました。