白詰草

 福田川河口の左岸、瀬戸内海や淡路島、明石海峡大橋が見渡せて「恋人岬」と言われる場所に白詰草が一面に咲いていました。

 日本固有ではなくて外来種で、ヨーロッパが原産でアイルランドの国花だそうです。江戸時代にオランダ人がガラス器具を箱詰めするときの詰め物として利用して、それが長崎経由で全国に広まったそうで、今では九州から北海道まで各地で自生しているようです。

 牧草としてタンパク質やミネラルに富み、また地力が向上する植物として緑化用にも適しているようで緑化のために植えられたり、また濃厚な蜂蜜が得られる上に若葉は食用にもなるそうで、さらに草遊びの材料として花の首飾りや冠を作るのは、なんとなく遠い記憶に残っています。

 これから一気に、春の草花が咲く季節になるようです。

itsumi
blog(つれづれに)