豈図らんや

コロナ禍の時に、それまで長年愛用していたリュックが、かなりくたびれてみすぼらしくなったので、とりあえず手頃なリュックを買って使っていたのですが、安物を買ったので、駄目になって、新しいリュックを買いに行きました。今までと同じようなサイズのリュックで、軽い素材でシンプルなものを選んだのですが、小さなリュックが目に入って、ウォーキングには小さい方が良いなあ~と迷って・・・結局、両方買ってしまいました。ペットボトルとタオルとカメラ、それと財布等の+αだけ入れば良いような大きさで、普段はこれで十分かもしれません。
20年ぐらい前にはスーツでリュックというのは違和感がありましたが、今はスーツでリュックという姿に違和感を感じなくなり、今はほとんどリュックで済ましています。

日当たりの悪い我が家の狭い庭も、これからの季節は早朝と夕方には朝日と夕日が射し込むようになり、やっと躑躅も花開き始めました。隣家が南側にあり、カーポートが西側にあって、東側には和室があって、、ほぼ四方を囲まれて、日当たりが悪いのですが、これからの数か月は、この狭い庭にもわずかの時間日が射し込みます。

次々と咲いていた椿の花のひとつが、きれに堕ちていました。思わずレンズを向けました。
これから秋まで、この庭にも、ホームセンターで花の苗を買って、しばらくはリビングから花を愛でたいと思います。

朝の散歩で見掛けたバス停、確か「霞ヶ丘交番前」だったのが、廃交番となったので、バス停の名前も変わって「五色塚古墳前」になっていました。かっこ内に「市場前」とありますが、確かに30年ほど前に引っ越してきたときには、このバス停の近くにアーケード商店街風の市場があり、何店舗かありましたが、この辺りは垂水駅に近く、大きなスーパもあり、近くにコープの店もあって、30年前の時点でも寂しい感じでした。

その住宅地の中にある小さなコープに入って、CO-OPブランドの麦焼酎を見つけました。CO-OPがお酒を出しているのは知りませんでしたが、リキュールの商品棚にはCO-OPブランドの日本酒もありました。なんとなくCO-OPブランドに安心感があり、ちょうど芋焼酎の薩摩白波が飲み切っていたので、買ってしまいました。
家に戻ってよく見ると「焼酎甲類乙類混和」と大きく書かれていました。CO-OPブランドなので、てっきり甲類100%の麦焼酎だと思い込んで、CO-OPだから安いのだなあ~と早合点していたので、思わず「豈図らんや」と呟いてしまいました。
「豈図らんや」というフレーズは会社勤めをしていた時の後輩の口癖せで、大学か高校の先生の口癖が気に入ったそうで、その後輩も好んで、何かの折に「豈図らんや」を口にして、何故か印象に残っています。
確か島根出身で、横浜国大に進学して、千葉の事業所に配属されて、その後、島根に戻って公認会計士の資格を取得すると退職して、最後に公認会計士の試験に合格した電話を島根から貰ったような記憶もありますが、かなり以前のことで曖昧です。その後、私も神戸に越してしまったので音信不通になってしまいましたが、「豈図らんや」というフレーズを目にしたり耳にすると、その後輩のことを今も思い出します。