パイプオルガンコンサート

今日はパイプオルガンの演奏会を聴きに行きました。県庁の南側にある神戸栄光教会です。

パイプオルガンとヴァイオリンの演奏で、バッハのトッカータとフーガ ニ短調だけはパイプオルガンの独奏でした。演奏者はお二人とも神戸栄光教会の教会員のようです。

神戸の街には大きな教会が、知っている範囲で4つあります。カトリックの神戸中央教会、プロテスタントの神戸教会と神戸栄光教会、そして聖公会の神戸聖ミカエル教会です。
もっとも西の神戸教会が花隈駅の北で、県庁の西隣に神戸聖ミカエル教会、県議会の建物の南に神戸栄光教会、そして阪急三宮駅の真北にカトリック神戸中央教会です。カトリック神戸中央教会の西側百数十mにはイスラム教の神戸ムスリムモスクがあり、モスクの北200m程の場所にはユダヤ教の関西ユダヤ教団のシナゴーグがあり、カトリック神戸中央教会の北 百数十mにはジャイナ教のバグワン・マハビールスワミ・ジェイン寺院があります。そしてカトリック神戸中央教会から北東100mほどの処に正教会(オーソドックス)の神戸ハリストス正教会・神戸聖母就寝聖堂があり、神戸教会の西100m程のところには華僑の方々の関帝廟があります。
慶応4年の神戸港に開港して、海外からキリスト教、ユダヤ教、イスラム教、ジャイナ教、儒教と、さまざまな宗教が入ってきて、旧居留地周辺には多様な宗教施設があり、それに生田神社と神戸八社(一の宮神社から八の宮神社)、それと湊川神社が神戸の中心市街地にありますが、元々は西国街道沿いの寒村だったので、大きなお寺はないです。
神戸で最も古い教会が1870年(明治2年)のカトリック教会(中山手カトリック教会のルーツ)で、その次が1874年(明治7年)の神戸教会(摂津第一公会)、そして1876年(明治9年)の神戸聖ミカエル教会、そして今日行った神戸栄光教会が1886年(明治19年)となるようです。

結構大きな教会で、阪神淡路大震災で倒壊したので、まだ20年ぐらいの建物で、最初からパイプオルガンは備え付けのようで、会堂の後部2階の中央にしっかりと設置されていました。パイプ本数 2676本でストップ数 36本、神戸教会のパイプオルガンが、パイプ本数が1,438本で24本なので、かなり大きなパイプオルガンです。
実際に、パイプオルガン独奏のバッハのトッカータとフーガ ニ短調は、圧巻の音の響きでした。神戸教会は建物が90年以上で古く、神戸栄光教会よりも一回り会堂が小さく、パイプオルガンも後付けなので、大音量の重低音を奏でる時は床が振動するような感じで、窓ガラスのビビりのようなものも感じましたが、今日の演奏は大音量の重低音も心地良く響いて、高音も高い天井に響いて、圧巻の音を奏でていました。

教会正面の木々の葉が生い茂って、全景を写真に撮ることが出来ませんでした。

後部からの教会です。この南側にパルモア病院があり、パルモア学院(関西学院のルーツ)は王子動物園の西端になります。