8時10分前

世代間ギャップという観点で「8時10分前集合」に関して世代間で捉え方の差異があるという話題がネットの書き込みがありました。
中高年層(概ね30代以降)では9割近くが ”「8時」の「10分前」”と捉えて、7時50分をイメージするようで、私も7時50分を思い浮かべました。ただ10代から20代前半では ”「8時10分」の「(少し)前」”と捉えて,8時5分前後をイメージするのが3分の2ぐらいあるようです。
同じ言葉の表現をしても、受け手によって捉え方が異なるようで、それが、このように数字を明示して、数字自体は正しく伝わっても、受け手によって解釈が異なることが、世代間で実際に起こっているようです。
キャンバスに
夢中になりて
描きゐし
かの日のことは
なほあざやかに
佳子内親王
今年の歌会始の「夢」という題の歌です。「8時10分前集合」に纏わるネットの書き込みから、この歌を連想しました。数字もない短歌の方が、情景が受け手にしっかりと伝わるように感じました。
写真は6月最終日に、もう夏になって、夏の陽射しが溢れている明石・大蔵海岸公園です。