秋景色

2週間ほど前までは、まだまだ暑さが残っていましたが、この10日ほどで雨のたびに気温が下がって、吹く風が冷たくなって、この数日で急に冷え込んで、2週間ほど前まではエアコンの冷房を使っていたのが、放射冷却で冷え込んだ朝にはエアコンで暖房をつけるようになりました。
一昨日には、扇風機を押入れに仕舞って、替わりにストーブを出しました。ガスストーブはさっそく使いましたが、灯油はまだ買わず、もう少し冷え込むまでは出したままにしています。
三木の志染川沿いの志染町に広がる田畑の一角に咲き誇っていた秋桜・コスモス、最近は一面のコスモス畑に圧巻を感じますが、田畑の隅の畦道沿いに自然に咲いている秋桜も可憐で、朝の陽光を浴びて輝いていました。

ここが田んぼだったのか、畑だったのか、それとも休耕田だったのか、広がる田畑の片隅に佇むように咲く秋桜の花々が秋の陽射しを受けている姿に、可憐さを感じました。

畦道の片隅にある柿の木に、柿がたわわに実っていました。さすがに志染川沿いの辺りには熊は出没しないだろうなあ~と。

一昨年までは干し柿をつくっていたのですが、昨年は柿を干すこともなく、今年も干し柿をするつもりがなかったので、写真だけを撮りました。

神戸に戻って、西区の櫨谷にある寺谷の集落で、以前は毎年のように撮影に来ていましたが、コロナ禍以降久し振りです。

寺谷の集落を流れる櫨谷川には、流れがほとんどなく、川は草で覆われて、川の流れはパッと見た目ではわからなくらいの水量です。

寺谷の田んぼで、水を抜いていない田んぼでは、稲の切株からヒコバエがすくすく育って、一面が青々していました。

同じ寺谷でも、水を抜いている田んぼでは切株からヒコバエが芽生えることなく、切株が枯れた光景が続いていました。
寺谷には端谷(はしたに)城跡があるのですが、この時期だと、まだ草に覆われているだろうなあ~と足を向けませんでした。建物はなく、満福寺の後方の山に城があったという痕跡しかありません。

畦道の雑草が、朝陽に透けて輝いていたので、ヒコバエが広がる田んぼをバックにレンズを向けました。
秋の好日、志染川沿いの志染の秋の光景と、櫨谷川沿いの寺谷の秋の光景を愛でました。さりげない秋の景色でした。